ダラス(2023年2月23日)-特殊材料および化学材料を提供するグローバル企業であるセラニーズ・コーポレーション(NYSE:CE)は、2022年度通期のGAAP希薄化後1株当たり利益が過去最高の17.41ドル、調整後1株当たり利益が過去2番目に高い15.88ドルを達成したことを発表しました。当年度の純売上高は、2021年の過去最高記録を13%上回る97億ドルを達成しました。通期の純売上高は、単価と販売数量がそれぞれ2021年比で11%、6%増加したことを反映しています。セラニーズは、両事業部門において前年同期比で単価上昇と生産性向上を実現し、2021年にかけての原材料、エネルギー、サプライチェーンの12億ドルを超えるコストインフレをほぼ相殺しました。その結果、2022年度の連結営業利益は14億ドル、調整後EBITは22億ドルとなりました。セラニーズの当年度の営業キャッシュフローは18億ドルで過去最高、フリーキャッシュフローは13億ドルでした。2022年度中、現金配当金2億9,700万ドルが株主に還元されました。
2022年11月1日、セラニーズはデュポンのモビリティ&マテリアルズ(M&M)事業の買収を成功させ、熱可塑性エンジニアリングプラスチックとエラストマーの包括的な製品ポートフォリオ、業界で認知されたブランドと知的財産、グローバルな製造資産、そして世界トップクラスの組織を獲得しました。この買収により、セラニーズの世界的に卓越した特殊材料企業としての地位が確立されました。2022年通期の業績には、11月と12月のM&Mの業績が貢献しています。
GAAP希薄化後1株当たり利益と2022年度の調整後1株当たり利益の差異は、主に、M&M買収に関連する非経常的な社内構造改革取引により、米国会計基準では法人税等が2022年度通期で利益となったことによるものです。この税制優遇措置は、M&A関連費用約2億6,700万ドル、取引完了前に発生した純金利費用1億5,800万ドルおよび発行した債券に関する手数料など、M&M買収に関する費用の影響を相殺して余りあるものでした。
セラニーズはまた、第4四半期のGAAP希薄化後1株当たり利益を7.03ドル、調整後1株当たり利益を1.44ドルと発表しました。同四半期の営業キャッシュフローは5億4,100万ドル、フリーキャッシュフローは3億9,500万ドルでした。
「2022年末は、在庫調整の加速、新型コロナウィルス感染症によるアジアでの連続的な需要の不振、欧州での厳しい競争環境、冬の嵐エリオットの影響など、例外的に厳しい状況でしたが、当社のチームは弾力的な業績を達成しました」と、会長兼最高経営責任者ロリ・ライアカーク氏は述べています。「2022年の調整後1株当たり利益は、2021年に達成した過去最高値から12%以内、過去2番目に高い年からは44%高い水準となりました。多くの外的要因によるボラティリティの上昇の影響にもかかわらず、セラニーズのチームはビジネスモデルを実行し続け、会社の収益力を長期的に底上げすることを実証しています」
2022年度第4四半期 - 財政面のハイライト:
3カ月
2022年 12月31日
2022年 9月30日
2021年 12月31日
(未監査)
(単位:100万ドル、1株当たりデータを除く)
純売上高
エンジニアードマテリアルズ
1,237
アセチルチェーン
セグメント間取引消去
合計
営業利益(損失)
25
その他の活動
56
純利益(損失)
769
調整後EBIT(利払前、税引前利益)(1)
138
持分利益、費用-配当所得、その他の収益(費用)
35
アセテートトウ
34
営業EBITDA(利払前、税引前、償却前利益)(1)
453
1株当たり利益(希薄化後)- 継続事業
$
1株当たり利益(希薄化後)-合計
調整後1株当たり利益(1)
投資活動によるキャッシュフロー
(10,713)
財務活動によりキャッシュフロー
営業活動によるキャッシュフロー
フリーキャッシュフロー(1)
1年 12月31日終了
2022年
2021年
4,024
2,718
5,743
5,894
(94)
(75)
1,378
1,946
429
411
1,447
1,875
(498)
(340)
1,902
1,896
779
571
1,609
2,056
(217)
(154)
2,171
2,473
207
127
143
154
2,617
2,835
1株当たり利益(希薄化後)-継続事業
17.41
17.06
17.34
16.86
15.88
18.12
(11,141)
(1,119)
10,290
(1,042
)
1,819
1,757
1,263
_____________________________
(1) 下記「US GAAP以外の財務指標(Non-US GAAP Financial Measures)」を参照。
最近のハイライト:
2022年度第4四半期および通期事業概況
アセチルチェーンは、2022年度の純売上高が57億ドルとなり、過去最高を記録した前年度から3%減少しました。通期の純売上高は、単価が6%上昇、販売数量が6%減少し、為替による悪影響が3%あったことを反映しています。販売価格改定活動の結果、原材料、エネルギーおよびサプライチェーンの前年度比約6億5,000万ドルのコストインフレの大部分が相殺されました。2022年上半期、アセチルチェーンは、アジアでの販売数量から、西半球の需要増と利益率増に軸足を移し、グローバルネットワーク全体の販売数量を維持しました。下半期は、特に欧州と中国での在庫調整により根本的な需要の低迷が加速し、アセチルチェーンではコスト削減と市場需要に見合った生産のための断固たる措置がとられました。グローバルVAMネットワークの中で最もコストの高い施設であるフランクフルトVAMユニットについては、2022年下半期の大半で休止を行いました。また、アセチルチェーンでは、第4四半期に中国の主要5生産拠点すべてを異なる時期に意図的に休止させました。その結果、アセチルチェーン部門のGAAP営業利益は14億ドル、調整後EBITは16億ドルとなり、利益率はそれぞれ25%、28%となりました。2022年度の業績は、酢酸の誘導品であるアセテートトウ事業の戦略的見直しが成功したことにより、以前のアセテートトウの報告セグメントがアセチルチェーンに再分類されたことを反映しています。
第4四半期のアセチルチェーンの純売上高は、前四半期比で単価が10%、販売数量が9%それぞれ減少したことにより、11億ドルとなりました。当四半期の最後の2週間は、冬の嵐エリオットを想定して、米国メキシコ湾岸の生産ネットワークを積極的に停止させたことから、サプライチェーンの混乱に加えて130ktを超える生産損失を計上しました。これらの課題にもかかわらず、アセチルチェーンは第4四半期のGAAP営業利益2億400万ドル、調整後EBIT2億4,200万ドルを達成し、提示したガイダンス範囲の上半分に到達しました。
エンジニアードマテリアルズの2022年の純売上高は、前年比48%増の40億ドルとなり、過去最高を記録しました。純売上高は、販売数量が33%、価格が23%増加したこと、また為替による不利な影響が8%あったことによるものです。自動車、エレクトロニクス、医療のエンドマーケットにおける有機的な販売数量の増加と、SantopreneおよびM&Mの買収による販売数量の貢献により、下期における根本的な需要の軟化と在庫調整の影響が相殺されました。2021年第4四半期に完了したSantopreneの買収は、通期で貢献しました。2022年11月1日に完了したM&Mの買収は、2022年の最後の2カ月に貢献しました。エネルギーサーチャージの導入など幅広い商業イニシアチブの結果、2022年度の単価は大幅に拡大し、原材料、エネルギー、サプライチェーンの約6億ドルのコストインフレが相殺されました。また、製品構成の強化により、医療用インプラント事業が下半期に新型コロナウィルス感染症以前の状態に戻ったこともあり、単価も上昇しました。エンジニアードマテリアルズは、2022年のGAAP営業利益が4億2,900万ドル、調整後EBITが7億7,900万ドルでした。GAAP営業利益と調整後EBITの差は、主にM&Mの買収に伴う費用によるもので、関連会社の利益は年間2億200万ドル貢献しました。
エンジニアードマテリアルズの第4四半期の純売上高は、前四半期比で販売数量が34%増加、単価が1%低下したことにより、12億ドルとなりました。販売数量は、季節要因や幅広い在庫調整により一部相殺されたものの、M&M買収の影響により前四半期比で増加しました。単価は、エネルギーサーチャージの引き下げと欧州における厳しい競争環境の影響により、構成改善による影響の相殺を上回り、減少しました。エンジニアードマテリアルズの第4四半期のGAAP営業利益は2,500万ドル、調整後EBITは1億3,800万ドルで、これには関連会社の利益3,100万ドルが含まれています。
キャッシュフローおよび税金
2022年度通年の営業キャッシュフローは18億ドル、フリーキャッシュフローは13億ドルでした。年間を通した資本支出は5億4,300万ドルでした。セラニーズは年間で、配当を通じて2億9,700万ドルの現金を株主に還元しました。
米国会計原則に基づく税率は、M&Mの買収に関連し、知的財産の所有権を事業に集中させ、買収債務の返済のために将来必要な資金展開を容易にするための非経常的な社内構造改革取引に関する繰延税金資産の計上により、2022年通期で▲34%の利益となりました。2022年度の調整後利益に対する実効税率は、社内構造改革による一定の便益が将来の期間に実現することから、13%となりました。
今後の展望
「3月の受注高は、最近発生した外部要因の多くが改善されたことを反映しています。また、依然として残っている外部要因については対処すべく措置をとっています」と、ロリ・ライアカーク氏は述べています。「第1四半期後半が変曲点であり、全事業において順次収益が改善することにより、第1四半期の調整後1株当たり利益は、M&M取引の償却費(1株当たり約0.30ドル)を含めて1.50~1.75ドルになると予想しています[1]。現在の受注状況にも反映されている需要の改善や、事業の強化、M&Mのシナジー効果により、2023年にかけて四半期収益の増加を見込んでいます」
時価評価による年金の損益などの特定の項目の予測は現実的ではないため、予測された調整後1株当たり利益を米国GAAP希薄化後1株当たり利益に合わせ調整することは、不当な努力なしには利用できません。詳細については、下記「US GAAP以外の財務指標(Non-US GAAP Financial Measures)」をご参照ください。
第4四半期に関する当社からの公式発表は、2023年2月23日に、investors.celanese.comのウェブサイトの財務情報/財務諸表ライブラリ(Financial Information/Financial Document Library)に掲載いたします。US GAAP以外の財務指標についての情報は、当社の投資家情報ウェブサイトの財務情報/US GAAP以外の財務指標(Financial Information/Non-GAAP Financial Measures)のUS GAAP以外の財務指標および補足情報(Non-US GAAP Financial Measures and Supplemental Information)文書に掲載いたします。下記「US GAAP以外の財務指標(Non-US GAAP Financial Measures)」もご参照ください。
セラニーズ・コーポレーションは、主要産業や民生用途の大半に使用されている差別化された化学ソリューションおよび機能性素材を製造する世界的なトップ化学メーカーです。セラニーズの各事業部は化学、技術、ビジネスに関するグローバルな専門知識を最大限に活用し、顧客、従業員、株主、企業にとっての価値を創出しています。また顧客のパートナーとして各社の最も重要なビジネスニーズを満たす一方で、「セラニーズ基金」を通じて地域社会や世界に貢献すべく努力しています。セラニーズは米国テキサス州ダラスを拠点とし、世界に約13,300名の従業員を擁しています。2022年度の売上高は97億米ドルです。セラニーズおよびその製品の詳細はウェブサイトwww.celanese.comをご覧ください。
将来の見通しに関する記述(Forward-Looking Statements)
本リリースには、「将来の見通しに関する記述」が含まれている場合があります。これらの記述には、セラニーズの計画、目的、目標、戦略、将来の売上や業績、設備投資、資金需要、その他履歴情報ではない情報が含まれます。将来の見通しに関するすべての記述は、現時点における期待や信念、さまざまな推測に基づくものです。セラニーズがこれらの期待内容を実現する、またはその信念が正しいことが実証されるという保証はありません。本リリースの将来の見通しに関する記述で表現されている結果または暗示されている結果は、さまざまなリスクおよび不確定要素によって、実際の結果と実質的に異なる場合があります。これらのリスクおよび不確定要素には、セラニーズが事業を展開している国や地域の経済環境全般、事業環境、政治環境、規制環境の変化、原材料およびエネルギーの価格および入手可能性の不安定さまたは変動(特にエチレン、メタノール、天然ガス、木材パルプ、燃料油の需要、供給および市場価格の変動、ならびに電力およびその他のエネルギー源の価格の変動)、製品および産業(特に自動車、電気、モビリティ、繊維、医療、電子、建設業界)のビジネスサイクルの長さと深さ、原材料価格、物流費およびその他のコストの増加を顧客価格へ反映させる能力または値上げにより利益率を改善する能力、デュポンのモビリティ&マテリアルズ事業(以下「M&M事業」)の過半をセラニーズが買収(以下「M&M買収」)することにより期待される利益に関するセラニーズの見解および推測の正確性および不確実性(M&M買収の締結から完了までのM&M事業の業績の結果を含みます)、セラニーズが、価格、通貨構成および在庫の最適化を含むM&M事業の財務パフォーマンスの改善、またはシナジー効果や成長機会などM&M買収による期待される利益を、M&M事業の運営または統合から生じる困難やその他の予期せぬ遅延、コスト、非効率または負債の結果として、期待された期間内に実現できない、あるいは期間にかかわらず実現できない可能性、特定の最終市場や地域への参入や、その市場へのエクスポージャーの拡大に伴う商業上、法律上または規制上の複雑性の増大、世界経済、株式および信用市場におけるリスク、および将来的に債務を返済する能力、および/または適切な金利で適時に借り換えを行う能力、あるいは適時にかかわらず借り換えを行うセラニーズの能力に及ぼす潜在的な影響、M&M買収およびその統合プロセスによって生じる、継続的な事業運営や機会に対する経営者の注意の散漫化およびその他の混乱、ならびにそれらがセラニーズの既存の事業および関係に及ぼす影響、M&M買収によるレバレッジの増加に伴うリスクとコスト(支払利息の増加、事業の縮小や戦略的柔軟性の低下の可能性を含みます)、プラント稼働率を維持する能力および予定済みの生産能力を追加・拡張する能力、ならびにメンテナンスを実施する能力、現在の製造原価のレベルを削減または維持する能力および既存のプラントの技術的改良により生産性を向上させる能力、価格競争の激化および他社による競合製品の導入、望ましい潜在的な買収または売却の機会を特定し、規制当局の承認を得て、セラニーズの戦略に沿ってかかる取引を完了させる能力、セラニーズが提供する製品とテクノロジーの市場における受入状況、コンプライアンスおよびその他の費用、ならびに事故、原材料供給源の停止、輸送、物流またはサプライチェーンの途絶、サイバー攻撃、テロ攻撃、政治情勢の不安定、公衆衛生危機(新型コロナウィルス感染症の大流行を含みますがこれに限りません)による生産または操業の停止や中断の可能性、その他の予測できない出来事や施設の建造または稼動の遅延(地政学的状況、戦争行為(ロシア・ウクライナ紛争など)またはテロ攻撃の発生、または天候や自然災害、その他の危機に起因するものを含みます)、セラニーズが許容できる条件およびスケジュールで当局からの許可を取得し、施設を建築する能力、全世界において適用される関税、通商協定、税率または法律の変更(調整、見積または解釈の変更、あるいは記録されたまたは将来の税効果に影響を与えうる税務調査または監査の解決、および米国およびその他の地域における規制上および立法上の潜在的な租税の動向を含みますがこれらに限定されません)、セラニーズの製品や技術に認められている知的財産権および他の法的保護のレベルの変化またはかかる知的財産の盗難、既存または将来の環境、衛生、安全法規(気象変動またはその他のサステナビリティに関連する法規を含みます)に伴う是正措置に対する潜在的責任およびコストの増加、セラニーズが事業を展開している国における、調査または強制措置を含む、係争中の訴訟もしくは将来の請求または訴訟、または法律、規制、政府の政策もしくは政府活動の変更により生じる潜在的責任、為替レートおよび利息の変動、セラニーズによる事業への追加投資や資金調達の能力を損なう、または経済環境や化学品業界の変化に対応するセラニーズの能力を制限する恐れのあるセラニーズの負債レベル、税率やその変更、ここに記載された未成立の取引について規制当局の承認を得て成立条件を満たすことのできるセラニーズの能力、その他セラニーズが時宜に応じて米国証券取引委員会(SEC)に提出するレポートに記載されているさまざまな要素が含まれますが、これらのみに限られるものではありません。
将来の見通しに関するすべての記述は、記載日現在においてのみ記述されたものであり、セラニーズは記述日現在以降の出来事や状況を反映させるため、または予想されたもしくは予想外の出来事や状況の発生を反映させるために、将来の見通しに関するいずれの記述についても一切更新する義務を負いません。
US GAAP以外の財務情報(Non-GAAP Financial Measures)
表示
本文書は、セラニーズの2つの事業セグメントであるエンジニアードマテリアルズおよびアセチルチェーンについて記載しています。
US GAAP以外の財務情報の使用
本リリースでは、調整後EBIT、調整後EBIT利益率、営業EBITDA、調整後1株当たり利益、およびフリーキャッシュフローという、US GAAP以外の指標を使用しています。これらの指標は、US GAAPに従って認識されていないため、US GAAPの業績または流動性の指標に代わるものと見なすべきではありません。調整後EBITおよび営業EBITDAについてセラニーズの連結財務諸表でUS GAAPに従って最も直接的に比較することができる財務指標は、セラニーズ・コーポレーションに帰属する純利益(損失)です。調整後EBIT利益率については営業利益率、調整後1株当たり利益については、セラニーズ・コーポレーションに帰属する継続事業による1株当たり希薄化後利益(損失)、フリーキャッシュフローについては、営業活動によって使用された純現金が相当します。
US GAAP以外の財務指標の定義
注:特定項目の所得税費用(控除)(以下、「非GAAP調整」といいます)は、非GAAP調整が行われた税務管轄地の適用税率を使用して決定され、当期および繰延の所得税費用(控除)を含みます。調整後1株当たり利益に使用される所得税率は、年間の予想税率の範囲の中間点を近似したものです。この範囲には、特定の部分的または通期の予想される税務上の機会および関連する費用(該当する場合)が含まれ、明示的に不確実な税務ポジションの変更、四半期ごとのGAAP項目の個別認識、その他の調整後1株当たり利益のためにGAAPベースの利益から調整された税引前項目は含まれません。またGAAPに対する繰延税金資産の実現能力に関する経営陣の評価の変更も含まれません。調整後1株当たり利益の税率を決定する際に、セラニーズは、外国税額控除の利用時期に影響を与える個別の事象がない場合、利用した時点、または利用したと予想される時点での外国税額控除の影響を反映させています。この税率を四半期ごとに分析し、予測税率の範囲に重大な変化がある場合は調整します。最新の予測において、調整後1株当たり利益に使用される税率が必ずしも変更されるわけではありません。調整後税率は概算であり、特定の報告期間のGAAPベースの報告に使用される実際の税率とは異なる場合があります。セラニーズのUS GAAP以外の財務指標および補足情報(Non-US GAAP Financial Measures and Supplemental Information)文書の表3aは、セラニーズの推定GAAP実効税率と調整後税率との調整の概要を示しています。見積GAAP税率は、セラニーズが当該項目を予測することができないため、GAAP項目の個別認識を除外しています。年度末調整の一環として、GAAPの実効税率の調整を実績値の調整後税率に更新します。
US GAAP以外の財務指標の調整
本プレスリリースで使用されているUS GAAP以外の財務指標と比較可能な米国GAAP財務指標との調整表は、US GAAP以外の財務指標の目的と使用に関する情報とともに、US GAAP以外の財務指標および補足情報(Non-US GAAP Financial Measures and Supplemental Information)に記載されています。2023年2月23日、またはその前後にSECに提出したフォーム8-Kの最新報告書(Current Report)の付属文書として提出したこの文書は、セラニーズのウェブサイト(investors.celanese.com)の財務情報/財務諸表ライブラリ(Financial Information/Financial Document Library)からも入手可能です。
未監査の業績
この資料に記載されている業績およびその比較可能性を示すために行った調整は、監査対象外であり、経営陣に提供された内部財務データに基づいています。四半期業績は、それ以降の期間または通期の業績を示唆するものではありません。
補足情報
セラニーズの過年度の業績に関する追加情報は、セラニーズのフォーム10-Qの四半期報告書およびUS GAAP以外の財務指標および補足情報(Non-US GAAP Financial Measures and Supplemental Information)の文書に記載されています。
1 M&Mの無形固定資産償却費を希薄化後加重平均発行済株式数で除して算出
Consolidated Statements of Operations - Unaudited
Three Months Ended
December 31, 2021
September 30, 2021
December 31, 2020
(In $ millions, except share and per share data)
Net sales
2,275
2,266
1,591
Cost of sales
(1,554)
(1,551)
(1,215)
Gross profit
721
715
376
Selling, general and administrative expenses
(170)
(165)
(137)
Amortization of intangible assets
(8)
(6)
(5)
Research and development expenses
(23)
(21)
(20)
Other (charges)gains, net
—
(2)
Foreign exchange gain (loss), net
2
(3)
Gain (loss) on disposition of businesses and assets, net
11
Operating profit (loss)
517
536
203
Equity in net earnings (loss) of affiliates
36
44
21
Non-operating pension and other postretirement employee benefit (expense) income
(7)
37
(66)
Interest expense
(26)
Refinancing expense
(9)
Interest income
1
Dividend income - equity investments
33
28
Gain (loss) on sale of investments in affiliates
1,408
Other income (expense), net
Earnings (loss) from continuing operations before tax
557
622
1,571
Income tax (provision) benefit
(27)
(102)
(117)
Earnings (loss) from continuing operations
530
520
1,454
Earnings (loss) from operation of discontinued operations
(17)
(1)
Income tax (provision) benefit from discontinued operations
4
Earnings (loss) from discontinued operations
(4)
(13)
Net earnings (loss)
526
507
Net (earnings) loss attributable to noncontrolling interests
Net earnings (loss) attributable to Celanese Corporation
524
506
1,453
Amounts attributable to Celanese Corporation
528
519
Earnings (loss) per common share - basic
Continuing operations
4.86
4.70
12.56
Discontinued operations
(0.04)
(0.12)
Net earnings (loss) - basic
4.82
4.58
Earnings (loss) per common share - diluted
4.83
4.67
12.50
(0.11)
Net earnings (loss) - diluted
4.79
4.56
Weighted average shares (in millions)
Basic
108.6
110.5
115.7
Diluted
109.4
111.0
116.3
Year Ended December 31,
2021
2020
8,537
5,655
(5,855
(4,362
2,682
1,293
(633
(482
(25
(22
(86
(74
Other (charges) gains, net
3
(39
(7
664
146
134
106
17
(91
(109
8
6
147
126
5
2,248
2,251
(330
(247
1,918
2,004
(27
(14
(12
1,992
(6
1,890
1,985
1,912
1,997
17.19
16.95
(0.20
(0.10
16.99
16.85
16.75
111.2
117.8
112.1
118.5
Consolidated Balance Sheets - Unaudited
As of
December 31,
(In $ millions)
ASSETS
Current Assets
Cash and cash equivalents
955
Trade receivables - third party and affiliates, net
1,161
792
Non-trade receivables, net
450
Inventories
1,524
978
Marketable securities
10
533
Other assets
70
55
Total current assets
3,807
3,763
Investments in affiliates
823
820
Property, plant and equipment, net
4,193
3,939
Operating lease right-of-use assets
236
232
Deferred income taxes
248
259
521
Goodwill
1,412
1,166
Intangible assets, net
735
319
Total assets
11,975
10,909
LIABILITIES AND EQUITY
Current Liabilities
Short-term borrowings and current installments of long-term debt - third party and affiliates
791
496
Trade payables - third party and affiliates
1,160
797
Other liabilities
473
680
Income taxes payable
81
Total current liabilities
2,505
1,973
Long-term debt, net of unamortized deferred financing costs
3,176
3,227
555
509
Uncertain tax positions
280
240
Benefit obligations
558
643
Operating lease liabilities
200
208
164
214
Commitments and Contingencies
Stockholders' Equity
Treasury stock, at cost
(5,492)
(4,494)
Additional paid-in capital
333
257
Retained earnings
9,677
8,091
Accumulated other comprehensive income (loss), net
(329)
(328)
Total Celanese Corporation stockholders' equity
4,189
3,526
Noncontrolling interests
348
369
Total equity
4,537
3,895
Total liabilities and equity