セラニーズ、世界的に卓越した特殊材料企業としての地位を確立
ダラス--(ビジネスワイヤ)-- 化学品および特殊材料のグローバル企業であるセラニーズ・コーポレーション(NYSE:CE)は本日、デュポンのモビリティ&マテリアルズ(M&M)事業の大半1を110億ドルの現金で買収する正式契約を締結したことを発表しました。セラニーズは、熱可塑性エンジニアリングプラスチックとエラストマーの包括的製品ポートフォリオ、業界で著名なブランドと知的財産、グローバルな製造資産、そして世界トップクラスの組織を手に入れることになります。
会長兼最高経営責任者のロリ・ライアーカークは、「M&M事業の買収は重要な戦略的前進であり、セラニーズを世界的に優れた特殊材料企業として確立するものです。当社はここ10年近く、エンジニアードマテリアルズ(EM)分野のビジネスモデルを実装、強化、拡大し、株主価値を生み出してきました。M&M は、EM に高品質な製品を提供し、顧客と株主の価値をさらに高める重要な機会を生み出すことでしょう。我々は、M&Mチームをセラニーズに迎え入れ、統合されたセラニーズの製品ポートフォリオの将来の成長と現金創出を共同で進めていくことを切望しています」と述べています。
「M&M事業は、製品、地域、最終市場にわたり、EM を独自に補完する特殊材料資産です」と、エンジニアードマテリアルズ事業部門シニアバイスプレジデントのトム・ケリーは述べています。「今回の買収により、新しいポリマー、業界で著名なブランド、最先端の製品技術、重要なポリマーに対する川上統合が加わり、EM製品ポートフォリオが大幅に強化されます。M&Mの製品・技術面でのリーダーシップをEMの卓越した事業展開と顧客エンゲージメントモデルとを融合し、将来のモビリティ、コネクティビティ、医療といった高価値のアプリケーションにおける当社の成長を加速させたいと考えています」
取引の概要
M&M事業は、熱可塑性エンジニアリングプラスチックとエラストマーの世界的なリーディングカンパニーであり、自動車、電気・電子、消費財、工業用途など、さまざまな最終用途に製品を供給しています。買収したM&M事業の製品ポートフォリオには、ナイロン(PA 66、PA 6)、特殊ナイロン(HPPA、LCPA、フィラメント)、ポリエステル(PET、PBT)、エラストマー(TPC、EAE)において世界をリードする数多くの特殊材料が含まれています。M&M製品ポートフォリオは、多様な用途に対応できるよう高度に機能化されており、優れた知的財産ポートフォリオと技術組織によって支えられています。
正式契約によれば、セラニーズはM&M事業の大部分を、売掛・買掛金ゼロの状態で110億ドルの買収価格で取得する予定です。この取引の一環として、セラニーズは次のものを取得します。
セラニーズは、取引完了後の最初の4年間で、事業の高い補完性の結果、ランレート にて約4億5000万ドルのシナジー効果を達成する見込みです。この買収は、調整後1株当たり利益に対して直ちに増収となり、2026年までにシナジー効果が完全に達成されれば、1株当たり4ドル以上の増収が予想されます。
この買収の資金は、買収完了時にコミットメント型デットファイナンスにより全額調達される見込みです。フリーキャッシュフローの大幅な拡大と迅速なデレバレッジにより、買収完了後2年以内に総負債をEBITDAの3.0倍以下にまで削減する予定です。
業務執行バイスプレジデント兼最高財務責任者のスコット・リチャードソンは、次のように述べています。「堅固で成長性のある現金創出力と強固なバランスシートにより、投資適格の信用力を維持しながら、コミットメント型デットファイナンスで今回の買収資金を全額調達することが可能です。M&Mは歴史的に強力なキャッシュフロー創出事業です。今後5年以内に、セラニーズの総フリーキャッシュフローを2倍にするシナジー効果を発揮できると確信しています」
取引に関する追加細目
本取引は、規制当局の承認および慣習的な取引完了条件に従って行われます。本取引は、2022年末頃に完了する予定です。
デュポンは、PFASに関する負債を含む特定の負債を保持し、セラニーズを免責することに同意しています。
セラニーズは、Kirkland & Ellis LLP(主席法律顧問)、Gibson, Dunn & Crutcher LLP(融資顧問)およびBofA Securities(財務アドバイザー)から助言を受けています。
カンファレンスコール
セラニーズ経営幹部は、2月18日(金)午前8時30分(米国東部時間)にカンファレンスコールを開催します。
この取引に関する当社のプレゼンテーションとそれに付随して作成された所見が、当社のウェブサイト(investors.celanese.com)の「ニュース&イベント/イベントカレンダー」でご覧いただけます。このカンファレンスコールは、ウェブキャスト(https://investors.celanese.com)またはお電話でもご利用いただけます。
ダイヤルイン番号:1-877-407-0989 国際通話用ダイヤルイン番号:1-201-389-0921 セラニーズウェブキャストを依頼
また、オペレーターの案内を待たずにすぐに通話に参加されたい方は、以下のリンクをクリックして事前に登録してください。
登録者リンク:http://services.incommconferencing.com/DiamondPassRegistration/register?confirmationNumber=13727383&linkSecurityString=11dc30980c
カンファレンスコールの再生動画は、2022年2月18日(金)午前10時30分(米国東部時間)から2022年3月4日午前12時(米国東部時間)までの間、以下の番号でオンデマンド配信されます。
再生動画視聴番号:1-877-660-6853 パスコード:13727383
音声再生とテキストは、investors.celanese.comでオンデマンドでご利用いただけます。この資料は、カンファレンスコールに先立ち、Form 8-Kの書式で米国証券取引委員会に提出されます。
1Delrin® POM、Tedlar® PVF、MultibaseおよびAuto Adhesives & Fluids事業を除きます。
セラニーズについて セラニーズ・コーポレーションは、現在主要な産業や消費財の多くに用いられている、優れた化学ソリューションや特殊材料の製造における世界的なケミカルリーダーです。化学、技術、ビジネスに関する当社のグローバルなノウハウを最大限に活用し、顧客、従業員、株主にとって、ひいては会社自体にとっての価値創出に取り組んでいます。顧客と協力して非常に重要な課題の解決に取り組む一方、「セラニーズ基金」を通じて地域社会や世界に貢献すべく努力しています。セラニーズは、米国テキサス州ダラスを拠点に、世界中に約8,500名の従業員を擁し、2021年には85億ドルの売上高を計上しています。セラニーズ・コーポレーションおよびその製品の詳細については、当社ウェブサイトwww.celanese.comをご覧ください。
将来の見通しに関する記述: 本リリースには、「将来の見通しに関する記述」が含まれている場合があります。これらの記述には、当社の計画、目的、目標、戦略、将来の収益、キャッシュフロー、シナジー効果、業績、資本的支出に関する情報、およびその他履歴情報ではない情報が含まれます。このリリースで使用されている「見通し」、「予想」、「推測する」、「期待する」、「予想する」、「企画する」、「計画する」、「意図する」、「確信する」、「予定する」という語やその類義語、ならびに類似表現は、将来の見通しに関する記述であることを示すことを目的としています。将来の見通しに関するすべての記述は、現時点における期待や信念、様々な推測に基づくものです。セラニーズがこれらの期待内容を実現する、またはその信念が正しいことが実証されるという保証はありません。本リリースの将来の見通しに関する記述で表現されている結果または暗示されている結果は、様々なリスクおよび不確定要素によって、実際の結果と実質的に異なる場合があります。これらのリスクおよび不確定要素には、本リリースに記載された取引について、規制当局からの承認を得る能力、取引のクロージング条件を満たす能力、取引を完了するタイミング、および取引から期待される利益を実現できる当社の能力が含まれます。多くの要因は当社の制御範囲を超えているため、実際の業績は将来の見通しに関する記述と大幅に異なってくる場合があります。その他のリスク要因には、当社が証券取引委員会に提出した資料に記載されているリスク要因が含まれます。将来の見通しに関する記述は、作成日の時点にのみ言及しており、当社は、将来の見通しに関する記述を、作成日以降の事象や状況に応じて更新する義務を負わず、予期していたもしくは予期していなかった事象もしくは状況の発生を反映する義務も負いません。
GAAP以外の財務指標
本リリースおよび本リリースに関連する記述は、GAAP以外の財務指標を参照しています。使用した過去の各GAAP以外の財務指標に最も直接的に比較可能なGAAP財務指標を含む、当社が使用した過去のGAAP以外の財務指標(当該GAAP以外の財務指標と比較可能なGAAP財務指標との間の差異の定義および調整表を含みます)の詳細については、当社ウェブサイト(investors.celanese.com)の「財務情報/GAAP以外の財務指標」でご覧いただける「US GAAP以外の財務指標と補足情報」を参照してください。
調整後EBIT、営業EBITDA、調整後1株当たり利益について、調整項目の有意な、または正確な計算または見積りを行うことができず、不合理な努力をせずに情報を入手できない場合、当社は将来予想に関する調整表(この文書に含まれるものを含みます)を提供しません。これは、年金時価評価損益等、未発生の特定項目の時期および金額がセラニーズの制御が及ばない、および/または合理的に予測することができないものであることなど、予測することが本質的に困難であるためです。営業活動によるキャッシュフロー、資本的支出、および特定の非支配持分への分配に影響を与える項目の変動が大きく、 予測が困難であるため、不合理な努力なしに予測フリーキャッシュフローと営業活動で得た(使用した)ネットキャッシュとの間の調整表を提供することはできません。また、同様の理由により、入手不可能な情報の推定の重要性についても言及することはできません。