グローバルテクノロジーと機能性材料を提供するセラニーズ・コーポレーション(NYSE:CE、本社:テキサス州ダラス市、以下「セラニーズ」)は、2016年第1四半期の調整後1株当たり利益が .83であったことを発表しました。厳しい環境下にも関わらず、中核となるビジネスモデルの強みをいかし、生産性向上への確固とした取り組みを通じて、堅調な実績を上げることができました。マテリアル ソリューションズでは、セラニーズならではのアプリケーションのノウハウと化学を組み合わせ、顧客に高い付加価値をもたらす複数の新規事業へ精力的に取り組み完了しました。アセチルチェーンでは、ダイナミックに変化する厳しい市場環境の中、統合バリューチェーンを活用することでさまざまな機会を捉えて価値を最大化しています。
2016年第1四半期のハイライト
(1)下記「Non-US GAAP Financial Measures」を参照。
セラニーズの会長兼CEO(最高経営責任者)、マーク・ロアーは次のように述べています。「調整後1株あたり利益が前期比46%増、前年比6%増の.83となる第1四半期の堅調な業績を報告できることを嬉しく思います。マテリアルズ ソリューションの過去最高の中核売上高とアセチルチェーン全体を通じた堅調な業績を背景に、調整後EBIT(利払前、税引前利益)は前期から40%増、前年比2%増となる過去最高の3億5,800万ドルとなりました。またマテリアル ソリューションズの過去最高の利益率、アセチルチェーンの堅調な業績、生産性向上に向けた幅広い取り組みの成果を背景に、第1四半期のセグメント利益率は前期比630ベーシス ポイント増、前年同期比140ベーシス ポイント増で過去最高の25.5%でした。当社の各事業は一貫して堅調な現金創出を継続しており、第1四半期は2億1,700万ドルのフリーキャッシュフローを確保しました当四半期は貸借対照表の内容も改善し、短期借入金4億500万ドルの返済も完了して手許現金は7億ドル以上で期末を迎え、M&A戦略と資本分散戦略の実行に向けて絶好の基盤が整いました。」
第1四半期事業概況
マテリアル ソリューションズ
マテリアル ソリューションズの調整後EBIT(利払前、税引前利益)は過去最高の2億2,600万ドルで、利益率も360ベーシス ポイント増加し、前年同期比38%増と過去最高の業績を挙げました。エンジニアード マテリアルズ(アドバンスト エンジニアード マテリアルズから関連会社を除外)の調整後EBITは、ビジネスモデルの成功を背景に前年同期比46%増でした。アドバンスト エンジニアード マテリアルズの取扱量は、顧客と連携し高度なニーズに応える革新的なソリューションを開発した結果、前年同期比5%増となりました。当四半期もビジネス パイプラインを積極的に活用し、300を超える新規プロジェクトを立ち上げました。関連会社の収益はイブン・シーナー・ナショナル・メタノール・カンパニー(サウジアラビア ジュバイル市)のMTBE価格の低下による影響で、前年比1,200万ドル減となりました。コンシューマ スペシャリティのセグメント収益は前年比15%増の1億600万ドルでした。アセテート トウの大幅な在庫整理の影響を受けた2015年第1四半期に比べて、取扱量は17%増加となりました。価格は業界全体の利用率が低かった影響で前年同期比9%減でしたが、取扱量、生産性向上、エネルギーコストの減少により十二分に補われています。
アセチルチェーン
アセチルチェーンの調整後EBIT(利払前、税引前利益)は1億4,800万ドル、利益率は17.6%と堅調な業績でした。これは当初の原材料の急激な減少と中国全体の強い需要の恩恵を受けた2015年第1四半期に比べて今年は厳しい状況で前年同期比11%減となりましたが、生産性向上に向けた取り組みとエネルギーコストの減少が、このような当四半期の逆風を一部緩和する役割を果たしました。インダストリアル スペシャリティのセグメント利益率は、エマルジョン ポリマーの堅調な需要および生産施設合理化の取り組みなどの効果によって、過去最高の13%となりました。
キャッシュフロー
堅調な収益を背景に、第1四半期の営業キャッシュフローは2億8,700万ドル、フリー キャッシュフローは2億1,700万ドルで、どちらも第1四半期として過去最高を記録しました。当四半期の設備投資額は7,000万ドルでした。当四半期は貸借対照表のレバレッジを解消し、短期借入金4億500万ドルの返済も完了して、期末の手許現金は7億1,600万ドルとなりました。
今後の展望
マーク・ロアーは次のように述べています。「今後も当社のビジネス モデルの強みと顧客および株主の皆様への価値創出力を継続的に示してまいります。マテリアル ソリューションズでは、ビジネス パイプラインを積極的に活用するとともに、拡充している幅広いポリマー ポートフォリオと当社ならではのアプリケーション能力を活かすことで成長を実現しています。アセチルチェーンでは、当社の統合したバリューチェーンを基盤にさまざまな機会を捉え、他とは一線を画す成果を挙げています。しかし、世界的に鈍い経済成長やデフレ傾向の原材料、地政学的な緊張の高まりなど、私たちは厳しい環境の中にいます。中国の需要状況は解消されず、欧州と北米の成長も鈍い状況です。これからも当社はビジネスの規律、業務の卓越性、生産性に焦点を当てることで、このような環境の中でも調整後1株あたり利益8~10%の成長を目指します。」
セラニーズ社ウェブサイト(www.celanese.com)の「Investor Relations/Events and Presentations」セクションにて、第1四半期の業績に関連するその他の情報およびプレゼンテーションをご覧いただけます。過去当社プレスリリースに参考として記載していたデータは、当社ウェブサイトの「Non-US GAAP Financial Measures and Supplemental Information」に掲載しています。下記「Non- GAAP Financial Measures」を参照してください。
[Celaneseについて]
セラニーズ・コーポレーションは、主要産業や消費財の大半に使用されている差別化された化学ソリューション及び機能性素材の製造における世界的なテクノロジーリーダーです。2つの中核事業であるアセチルチェーンとマテリアル ソリューションズは当社のグローバルな化学、技術、ビジネスノウハウを最大限に活用し、顧客や企業に価値を創出しています。顧客と提携して彼らの最も重要な課題の解決に取り組む一方、「セラニーズ・ファンデーション」を通じて地域社会や世界にプラスの効果をもたらすべく貢献しています。セラニーズは米国テキサス州ダラスを拠点とし、世界に約7,000名の従業員を擁しています。2015年度の売上高は57億米ドルです。セラニーズおよび製品の詳細はウェブサイト (www.celanese.co.jp)。
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本件に関するお問い合わせ先:
セラニーズジャパン株式会社
将来の見通しに関する記述 (Forward-Looking Statements)
本リリースには、「将来の見通しに関する記述」が含まれている場合があります。これらの記述には、セラニーズの計画、目的、目標、戦略、将来の売上や業績、設備投資、資金需要、その他履歴情報ではない情報が含まれます。将来の見通しに関するすべての記述は、現時点における期待や信念、様々な推測に基づくものであり、 これらの期待内容が実現される、または信念が正しいことが実証されるという保証はありません。本リリースの将来の見通しに関する記述で表現されている結果または暗示されている結果は、様々なリスクおよび不確定要素によって、実際の結果と実質的に異なる場合があります。 これらのリスクおよび不確定要素には、 セラニーズが事業を展開している国や地域の経済環境全般、事業環境、政治環境、規制環境の変化、製品および産業のビジネス サイクルの長さと深さ (特に自動車、電気、繊維、電子、建設業界)、原材料の価格および入手可能性の変化 (特にエチレン、メタノール、天然ガス、木材パルプ、燃料油の需給および市場価格)、電気および他のエネルギーの価格、原材料価格の増加を顧客価格へ反映させる能力または値上げにより利幅を改善する能力、プラント稼働率を維持する能力および予定済みの生産能力の追加および拡張を実装する能力、現在の製造原価のレベルを削減または維持する能力および既存のプラントの技術的改善により生産性を向上させる能力、価格競争の激化および他社による競合製品の導入、セラニーズが提供するテクノロジーの市場における受入状況、セラニーズが許容できる条件およびスケジュールでの当局による許可の取得および施設の建築、セラニーズの製品や技術に認められている知的財産権および他の法的保護のレベルの変化または係る知的財産の盗難、コンプライアンスおよび他のコストおよび事故、原材料供給源の停止、サイバー攻撃、テロ攻撃、政治情勢の不安定、他の予測できない出来事や施設の建造または稼動の遅延 (地政学的状況、戦争の発生、テロ攻撃による結果、または天候や自然災害による結果を含む)、是正措置に対する潜在的責任および既存または将来の環境法規に伴うコストの増加 (天候の変化に関連する法規を含む)、セラニーズが事業を展開している国における係争中の訴訟または将来の訴訟もしくは法律、規制、政府の政策の変更により生じる潜在的責任、為替レートおよび利息の変動、セラニーズによる事業への追加投資や資金調達の能力を損なう、または経済環境や化学品業界の変化に対応するセラニーズの能力を制限する恐れのあるセラニーズの負債レベル、その他セラニーズが時宜に応じて米国証券取引委員会 (SEC) に提出するレポートに記載されている様々な要素が含まれますが、これらのみに限られるものではありません。将来の見通しに関するすべての記述は、記載日現在についてのみ記述されたものであり、セラニーズは記述日現在以降の出来事や状況を反映させるため、もしくは予想されたまたは予想外の出来事や状況の発生を反映させるために、将来の見通しに関するいずれの記述についても、一切更新する義務を負いません。
Non-GAAP Financial Measures
Use of Non-US GAAP Financial Information
This release uses the following non-US GAAP measures: adjusted EBIT, operating EBITDA, adjusted earnings per share, adjusted free cash flow and net debt. These measures are not recognized in accordance with US GAAP and should not be viewed as an alternative to US GAAP measures of performance. The most directly comparable financial measure presented in accordance with US GAAP in our consolidated financial statements for adjusted EBIT and operating EBITDA is net earnings (loss); for adjusted earnings per share is earnings (loss) from continuing operations per common share-diluted; for adjusted free cash flow is cash flow from operations; and for net debt is total debt.
Definitions of Non-US GAAP Financial Measures
Adjusted EBIT is defined by the Company as net earnings (loss) attributable to Celanese Corporation, plus (earnings) loss from discontinued operations, less interest income, plus interest expense, refinancing expense and taxes, and further adjusted for certain items attributable to Celanese Corporation. Adjusted EBIT by business segment may also be referred to by management as segment income. Adjusted EBIT by core may also be referred to by management as core income. Adjusted EBIT margin is defined by the Company as adjusted EBIT divided by net sales. Adjusted EBIT margin has the same uses and limitations as adjusted EBIT described above.
Operating EBITDA is defined by the Company as net earnings (loss) attributable to Celanese Corporation, plus (earnings) loss from discontinued operations, less interest income, plus interest expense, refinancing expense, taxes and depreciation and amortization, and further adjusted for certain items attributable to Celanese Corporation. Operating EBITDA is equal to adjusted EBIT plus depreciation and amortization.
Operating profit (loss) attributable to Celanese Corporation is defined by the Company as operating profit (loss), less earnings (loss) attributable to noncontrolling interests.
Adjusted earnings per share is defined by the Company as earnings (loss) from continuing operations attributable to Celanese Corporation, adjusted for income tax (provision) benefit, certain items, refinancing and related expenses, divided by the number of basic common shares and dilutive restricted stock units and stock options calculated using the treasury method. Note: The income tax rate used for adjusted earnings per share approximates the midpoint in a range of forecasted tax rates for the year. This range may include certain partial or full-year forecasted tax opportunities, where applicable, and specifically excludes changes in uncertain tax positions, discrete items and other material items adjusted out of our GAAP earnings for adjusted earnings per share purposes, and changes in management's assessments regarding the ability to realize deferred tax assets. In determining the adjusted earnings per share tax rate, we reflect the impact of foreign tax credits when utilized, or expected to be utilized, absent discrete events impacting the timing of foreign tax credit utilization. We analyze this rate quarterly and adjust if there is a material change in the range of forecasted tax rates; an updated forecast would not necessarily result in a change to our tax rate used for adjusted earnings per share. The adjusted tax rate is an estimate and may differ from the actual tax rate used for GAAP reporting in any given reporting period. It is not practical to reconcile our prospective adjusted tax rate to the actual GAAP tax rate in any given future period.
Free cash flow is defined by the Company as cash flow from operations, less capital expenditures on property, plant and equipment, and adjusted for capital contributions from Mitsui & Co., Ltd. to Fairway Methanol LLC.
Net debt is defined by the Company as total debt less cash and cash equivalents.
Reconciliation of Non-US GAAP Financial Measures
Reconciliations of the non-US GAAP financial measures used in this press release to the comparable US GAAP financial measure, together with information about the purposes and uses of non-US GAAP financial measures, are included in our Non-US GAAP Financial Measures and Supplemental Information document filed as an exhibit to our Current Report on Form 8-K filed with the SEC on or about April 18, 2016 and also available on our website at www.celanese.com under Financial Information, Non-GAAP Financial Measures, or at this link: https://investors.celanese.com/download/companies/celanesecorp/NonUSGAAP/1001247652.pdf.
Results Unaudited
The results in this document, together with the adjustments made to present the results on a comparable basis, have not been audited and are based on internal financial data furnished to management. Quarterly results should not be taken as an indication of the results of operations to be reported for any subsequent period or for the full fiscal year.
Supplemental Information
Additional information about our prior period performance is included in our Quarterly Reports on Form 10-Q and in our Non-US GAAP Financial Measures and Supplemental Information document.
Consolidated Statements of Operations - Unaudited
Consolidated Balance Sheets - Unaudited