グローバルテクノロジーと機能性材料を提供するセラニーズ・コーポレーション(NYSE:CE、本社:テキサス州ダラス市、 以下「セラニーズ」)は、調整後1 株当たり利益が$1.50 という、2015 年第3 四半期の業績を発表しました。セラニー ズの堅調な業績の背景には、主要市場に引き続き重点を置きながら、相補的中核事業全体を通じて効率性を高めて きたことが挙げられます。当四半期中には、多数の戦略的イニシアチブに進捗が見られ、過去最高となる業績もいくつ か達成しました。今四半期のハイライトは以下の通りです。
2015 年第3 四半期のハイライト
(1)下記「Non-US GAAP Financial Measures」を参照。
セラニーズの会長兼 CEO(最高経営責任者)、マーク・ロアーは次のように述べています。「メタノールプラントを完 成させ、生産を開始したクリアレイクのプロジェクトチームのコミットメントと不断の努力を心から誇りに思います。この 戦略的投資により、当社の重要な原料が一定量供給されるようになり、低コストで豊富な米国の天然ガスによる経 済的利益を享受できるようになります。既存のインフラを活用し、積極的にプロジェクトを遂行したことにより、1 トン 当たり700 ドル以下の資本コストで、わずか21 カ月間でメタノールプラントを完成させ、フル稼働率に到達したこと はすばらしい成果であり、当社がその戦略的目標を実現できるという能力を実証するものでもあります。」
さらにロアーは次のように述べています。「また調整後1 株当たり利益$1.50 という第 3 四半期の業績を発表でき ることを嬉しく思います。セグメント収益利益率はマテリアル ソリューションズの前年計上した最高業績を越える過 去最高の利益と全社的な生産性向上対策により、前年同期比150bp増の21.6%で、第 3 四半期としては過去 最高となりました。これは、クリアレイクのメタノールプラントで製造開始する前に生じたメタノールのコスト高によるア セチルチェーンの低利益率を相殺する以上の効果がありました。当四半期のフリーキャッシュフローは1 億100 万 ドルであり、4 億2,000 万ドルの自社株買いと4,700 万ドルの配当金支払いを通じて株主へ過去最高となる4 億 6,700 万ドルを還元しました。」
2015 年第 3 四半期の事業概況
マテリアル ソリューションズ
マテリアル ソリューションズの調整後 EBIT(金利税引前利益)は2 億1,100 万ドルで、売上高は5 億7,300 万ド ルでした。調整後EBIT(金利税引前利益)利益率は36.8%で、前年同期比590bp 増、前四半期比200bp 増 となりました。
アドバンスト エンジニアード マテリアルズ
アドバンスト エンジニアード マテリアルズのセグメント収益は過去最高の1 億 600 万ドル、売上高は3 億2,600 万 ドルでした。セグメント収益利益率は32.5%で、前年同期比870bp 増、前四半期比300bp 増となりました。関連 会社を除く基本エンジニアード マテリアルズ事業の収益は、第3 四半期としては過去最高の6,300 万ドルで、前 年同期比で43%増、前四半期比は通常の季節変動要因により11%減となりました。価格維持及び事業選択を 継続し、最も収益性の高いプロジェクトに優先的に取り組んだ結果、取扱量は前四半期比で5%減少し、価格も 1%低下しました。この事業における成功は、これまでと同様に、顧客との緊密な協業関係および差別化された幅 広いポリマー製品のポートフォリオを活用した革新的なソリューションの開発能力にあります。当四半期中新しい製 品とアプリケーションを含めて200 以上のプロジェクトを立ち上げ、完了させました。関連会社の収益は4,300 万ド ルであり、前年同期と同水準、前四半期比では39%増となりました。
コンシューマ スペシャリティ
第3 四半期のコンシューマ スペシャリティのセグメント収益は前四半期と同水準の1 億500 万ドルで、売上高は 2 億4,700 万ドルでした。セグメント収益利益率は過去最高の42.5%で、主にエネルギーなどの生産性イニシア チブの継続により、前四半期比で30bp 増となりました。第3 四半期の取扱量と価格は第2 四半期と同水準でし た。セルロース誘導体ベンチャーからの配当金は2,500 万ドルでした。
アセチル チェーン
アセチル チェーンの調整後 EBIT(金利税引前利益)は1 億1,200 万ドルで、売上高は8 億7,200 万ドルでした。 調整後 EBIT(金利税引前利益)利益率は12.8%で、主に米国でのメタノールコストの高騰により、前四半期比で 220bp 減となりました。メタノールコストの高騰は、有利な長期供給契約が第2 四半期末に満了を迎えたことによ るものです。主にエマルジョン ポリマーの通常の季節変動要因と、中国における引き続く需要低迷により、取扱量と 価格ともに前四半期比で2%減となりました。
キャッシュフロー
第3 四半期の営業キャッシュフローは1 億7,300 万ドル、フリーキャッシュフローは1 億100 万ドルとなりました。 営業キャッシュフローは、税金の現金による支払いと関連会社の配当金受け取りのタイミングが前四半期と異なっ たため、前四半期比よりも減少しています。当四半期の正味設備投資額は7,200 万ドルでした。 当四半期中に、4 億2,000 万ドルの現金拠出により、660 万株の自社株(普通株式)買いを実施しました。また、 今後2 年間で新たに10 億ドル分の自社株買いを承認したことも発表しました。
今後の展望
マーク・ロアーは次のように述べています。「昨年と比較して為替の大きな変動による逆風、世界的なマクロ経済環 境の圧力、また中国における最近の景気減速にも関わらず、セラニーズの相補的事業ならではの価値を提供でき るという自信を持っています。当社がコントロールできる内容に重点を置き、顧客のための価値を生み出すことによ り、抑制的なマクロ経済動向における市場ニーズに合わせることができます。これらを鑑みて、2015 年の調整後1 株当たり利益見通し幅を、$5.90~$6.10 へと上方修正します。」
セラニーズ社ウェブサイト (www.celanese.com) の「Investor Relations/Events and Presentations」セクション にて、第 3 四半期の業績に関連するその他の情報、およびプレゼンテーションをご覧いただけます。過去当社プレ スリリースに参考として記載していたデータは、当社ウェブサイトの「Non-US GAAP Financial Measures and Supplemental Information」に掲載しています。「Reconciliation of Non-US GAAP Financial Measures」を参 照ください。
[Celanese について]
セラニーズ・コーポレーションは、主要産業や消費財の大半に使用されている差別化された化学ソリューション及び機能 性素材の製造における世界的なテクノロジーリーダーです。売上は北米、欧州、アジアでほぼ3 等分され、世界各国での 化学、技術、ビジネスの広範なノウハウを最大限に活用し、顧客や企業に高い価値を創造します。セラニーズは顧客と提 携し、顧客の最も重要な課題の解決に取り組む一方で地域社会や世界に良い影響を及ぼす貢献しています。セラニー ズは米国のテキサス州ダラスにある本社を拠点とし、世界に約7,400 名の従業員を擁しています。2014 年度の売上高 は68 億米ドルです。セラニーズおよび製品の詳細はウェブサイト (www.celanese.co.jp)、またはブログ (www.celaneseblog.com 英語のみ) をご覧ください。
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本件に関するお問い合わせ先:
<製品に関するお問い合わせ> セラニーズジャパン株式会社 担当:滑川武博 Tel: 03-3436-3205 info.general.jp@celanese.com
<報道関係者様からのお問い合わせ> 株式会社旭エージェンシー 担当:山本恵奈 Tel: 03-5574-7890 celanese@asahi-ag.co.jp
将来の見通しに関する記述 (Forward-Looking Statements) 本リリースには、「将来の見通しに関する記述」が含まれている場合があります。これらの記述には、セラニーズの計画、目的、目標、戦略、将来の 売上や業績、設備投資、資金需要、その他履歴情報ではない情報が含まれます。将来の見通しに関するすべての記述は、現時点における期待 や信念、様々な推測に基づくものであり、 これらの期待内容が実現される、または信念が正しいことが実証されるという保証はありません。本リリース の将来の見通しに関する記述で表現されている結果または暗示されている結果は、様々なリスクおよび不確定要素によって、実際の結果と実質的 に異なる場合があります。 これらのリスクおよび不確定要素には、 セラニーズが事業を展開している国や地域の経済環境全般、事業環境、政治環 境、規制環境の変化、製品および産業のビジネス サイクルの長さと深さ (特に自動車、電気、繊維、電子、建設業界)、原材料の価格および入手 可能性の変化 (特にエチレン、メタノール、天然ガス、木材パルプ、燃料油の需給および市場価格)、電気および他のエネルギーの価格、原材料価 格の増加を顧客価格へ反映させる能力または値上げにより利幅を改善する能力、プラント稼働率を維持する能力および予定済みの生産能力の追 加および拡張を実装する能力、現在の製造原価のレベルを削減または維持する能力および既存のプラントの技術的改善により生産性を向上させ る能力、価格競争の激化および他社による競合製品の導入、セラニーズが提供するテクノロジーの市場における受入状況、セラニーズが許容でき る条件およびスケジュールでの当局による許可の取得および施設の建築、セラニーズの製品や技術に認められている知的財産権および他の法的 保護のレベルの変化または係る知的財産の盗難、コンプライアンスおよび他のコストおよび事故、原材料供給源の停止、サイバー攻撃、テロ攻撃、 政治情勢の不安定、他の予測できない出来事や施設の建造または稼動の遅延 (地政学的状況、戦争の発生、テロ攻撃による結果、または天候 や自然災害による結果を含む)、是正措置に対する潜在的責任および既存または将来の環境法規に伴うコストの増加 (天候の変化に関連する法 規を含む)、セラニーズが事業を展開している国における係争中の訴訟または将来の訴訟もしくは法律、規制、政府の政策の変更により生じる潜在 的責任、為替レートおよび利息の変動、セラニーズによる事業への追加投資や資金調達の能力を損なう、または経済環境や化学品業界の変化に 対応するセラニーズの能力を制限する恐れのあるセラニーズの負債レベル、その他セラニーズが時宜に応じて米国証券取引委員会 (SEC) に提出 するレポートに記載されている様々な要素が含まれますが、これらのみに限られるものではありません。将来の見通しに関するすべての記述は、記 載日現在についてのみ記述されたものであり、セラニーズは記述日現在以降の出来事や状況を反映させるため、もしくは予想されたまたは予想外 の出来事や状況の発生を反映させるために、将来の見通しに関するいずれの記述についても、一切更新する義務を負いません。
Consolidated Statements of Operations - Unaudited
Consolidated Balance Sheets - Unaudited
Presentation
This release presents the company’s business segments in two subtotals, the Acetyl Chain and Materials Solutions, based on similarities among customers, business models and technical processes. The Acetyl Chain includes the company’s Acetyl Intermediates segment and the Industrial Specialties segment. Materials Solutions includes the company’s Advanced Engineered Materials segment and the Consumer Specialties segment.For comparative purposes, the historical financial information included herein has been presented to reflect the Acetyl Chain and Materials Solutions subtotals. There has been no change to the composition of the company’s business segments.
Non-GAAP Financial Measures
Use of Non-US GAAP Financial Information
This release uses the following non-US GAAP measures: adjusted EBIT, operating EBITDA, adjusted earnings per share, adjusted free cash flow and net debt. These measures are not recognized in accordance with US GAAP and should not be viewed as an alternative to US GAAP measures of performance. The most directly comparable financial measure presented in accordance with US GAAP in our consolidated financial statements for adjusted EBIT and operating EBITDA is net earnings (loss); for adjusted earnings per share is earnings (loss) from continuing operations per common share-diluted; for adjusted free cash flow is cash flow from operations; and for net debt is total debt.
Definitions of Non-US GAAP Financial Measures
Reconciliation of Non-US GAAP Financial Measures
Reconciliations of the non-US GAAP financial measures used in this press release to the comparable US GAAP financial measure, together with information about the purposes and uses of non-US GAAP financial measures, are included in our Non-US GAAP Financial Measures and Supplemental Information document filed as an exhibit to our Current Report on Form 8-K filed with the SEC on or about April 16, 2015 and also available on our website at www.celanese.com under Financial Information, Non-GAAP Financial Measures, or at this link: http://investors.celanese.com/interactive/ lookandfeel/4103411/Non-GAAP.PDF
Results Unaudited
The results in this document, together with the adjustments made to present the results on a comparable basis, have not been audited and are based on internal financial data furnished to management. Quarterly results should not be taken as an indication of the results of operations to be reported for any subsequent period or for the full fiscal year.
Supplemental Information
Additional information about our prior period performance is included in our Quarterly Reports on Form 10-Q and in our Non-US GAAP Financial Measures and Supplemental Information document.